外陰部の痒みや痛みを感じたら婦人科のある医療機関を受診しましょう

カビの仲間であるカンジダ・アルビカンスが膣内で増殖し、外陰部の痒みやチーズのように崩れやすいおりもの等の症状が現れるのが「カンジダ膣炎」です。

健康な女性の体にもカンジダ・アルビカンスは存在していますが、膣内の自浄作用が低下したり、体力が低下すると、それがきっかけで発症することがあります。

カンジダ膣炎は抗真菌剤が効きやすいですが、かゆみが治まったからといって直ぐに薬の服用をストップすると、再発して以前よりも抗真菌薬に耐性のある真菌が増殖するので、医師による検査で菌がなくなるまで治療を継続することが肝要です。

健康な女性の膣は本来体に備わっている自浄作用によって、清潔な状態に保たれていますが、ホルモンバランスの乱れや免疫力の低下などの要因が重なると、自浄作用が低下して雑菌が繁殖してしまいます。

上記のカンジダをはじめ、クラミジア、淋菌、トリコモナスなどの病原菌ではなく、大腸菌などの一般的な細菌が膣内で繁殖し、膣が腫れたり、痒くなるなどの症状が現れるのが「細菌性膣炎」です。初期の段階ではおりものの量が増えたり、茶褐色に変色したり、悪臭を放ちます。

治療は膣内を清潔にするための洗浄と、座薬タイプの抗生物質で1〜2週間程度で完治します。膣や外陰部が蒸れやすい状態にあったり、ナプキンを長時間取り替えないなどすると、細菌が繁殖しやすくなるので注意しましょう。

子宮頚管(子宮と膣を結ぶ管)の細胞の一部が増殖して、ポリープ状になる「子宮頚管ポリープ」は30〜40代に多く見られます。刺激に弱く出血しやすいのでセックス後の出血で気付くこともあります。

ポリープの大部分は両性ですが、ごく稀に悪性の子宮頸がんと診断されることもあるので、専門の医師に組織を調べてもらう必要があります。ポリープは大きくなければ、外来の日帰り手術で切除します。

 

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