精密検査はクリニックや一般病院の婦人科外来で十分対応できます

検診の結果、婦人科系の疾患(子宮頸がんや子宮体がん、卵巣がん等)の疑いがあり、精密検査が必要と判定された場合、多くの女性は突然のことにどの病院へ行けばいいのかわからなくなってしまいます。

日本には全国どこに住んでいても均等に質の高いがん専門治療が受けられる「がん診療連携拠点病院」が約400ヶ所ありますが、精密検査を受けるためにこれらの病院や大学病院に駆け込む必要はありません。

検診はあくまでもスクリーニング(ふるいわけ)ですので、要精密検査とされた受診者の大半はがんと診断されることはありません。精密検査を受ける施設はコルポスコピー(子宮膣部拡大鏡)検査を行っているクリニックや一般病院の婦人科外来で対応できます。精密検査の結果、「経過観察」が必要なこともあるので、コルポスコピーを実施している無理なく通院可能なクリニックを選ぶようにしましょう。

もし、精密検査の結果、がんである診断された場合は、医師は地域のがん診療連携拠点病院への紹介状を書いてくれます。近年は特定のがんに強い病院を手術件数などの治療実績を詳しく掲載している病院選びの本もありますし、医療雑誌も充実しています。コラから希望の病院を見つけて医師に紹介してもらうことも可能です。

がんの治療を行う病院には、総合病院や大学病院、がん専門病院などいろいろな種類があります。がん治療に優れているがん専門病院は、ほかの病気を併発した場合に、その病気に対応する診療科が施設にない可能性があり、そうなると別の病院にも通院して治療を受けなくてはならないため、患者さんに大きな負担がかかってしまいます。

総合病院なら、がんの治療以外に持病や合併症を治療する診療科があるので、連携して治療にあたることができます。病院を選ぶ際には、がんの治療実績は勿論ですが、定期的な通院が可能な距離かも考慮して、検討する必要があります。

子宮頸がんや子宮体がんは子宮摘出という選択を迫られ、子供を産むことをあきらめなくてはならないこともあります。なんでも主治医に任せるのではなく、自分の病状や将来についてよく考え、複数ある治療方法のなかから、自分自身が納得して治療を選択することが大切です。いわゆる「インフォームドコンセント」です。

 

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