内診やエコー検査による腫瘍の早期発見が治療のポイント

女性ホルモンの分泌や卵子を育てて排卵するなど女性特有の器官である卵巣は子宮の両側に左右対称の形で存在しています。卵巣は腫瘍ができやすい場所で、卵巣にできる腫瘍を卵巣腫瘍といいます。

卵巣の内部が分泌物で一杯になる嚢胞性のタイプと、硬い瘤のように膨らむ充実製のタイプに分けられ、前者は卵巣嚢腫と呼ばれその多くは良性ですが、後者の大部分は悪性で卵巣がんも含まれています。

卵巣は、肝臓などと並んで初期症状が現れにくいことから「沈黙の臓器」とも呼ばれており、卵巣嚢腫も卵巣がんも進行しない限り自覚症状はありません。腫瘍が大きくなると、下腹部の痛み、排尿障害、便秘などが現れますが、気付いたときには手遅れというケースもあります。

卵巣の病気の治療は内診や膣内からの超音波検査などで早期に発見することが重要となります。膣に超音波の端子を挿入する経膣エコー検査は、子宮、卵管、卵巣などへの臓器への距離が腹部超音波よりも近いため、鮮明な画像を得ることができるので有効です。

卵巣腫瘍の治療の基本は腹腔鏡による摘出手術が基本となっています。卵巣がんも手術が可能な段階なら、出来る限り腫瘍を除去しますが、妊娠を希望する場合は早期の場合に限って、子宮と卵巣の片側だけを残すことも検討されます。

 

Copyright 2014 www.ntt-tokaihosp.jp All Right Reserved.